清川あさみ監督×松本まりか出演・朗読のオンライン絵本『人魚姫』(第1部)YouTubeで公開中。第2部は7月16日、第3部は7月23日公開予定

 写真に刺しゅうを施す手法を用いた作品制作で知られるアーティスト・清川あさみ(代表作「美女採集」など)が、映像作品を発表しているYouTubeチャンネル「Culture Room by Asami Kiyokawa」で、オンライン朗読動画『人魚姫』(第1部)が公開された。美しくはかない恋の物語を朗読しているのは、女優・松本まりか。動画では朗読に留まらず、清川あさみが監修と演出を手掛け、松本が人魚姫を演じた海でのロケも行い、物語、原画、朗読、映像が楽しめる作品となっている。

【動画】オンライン絵本『人魚姫』第1部

 新しい表現の場として開設した同You Tubeチャンネルで清川が特に力を入れているのが、2006年より自身が制作してきた物語・絵本のオンライン(映像)化。詩人の谷川俊太郎氏や女優の大島優子、版元の協力を得ながら、気軽にアートと物語に触れられるオンライン絵本を発表している。

 今回の『人魚姫』(原作:アンデルセン/絵:清川あさみ/翻訳:金原瑞人/発行:リトルモア)は、2007年発表以来、原画と共に愛されるロングセラー作品。誰かを一途に想う気持ち、純粋さと残酷さ、叶わぬ恋…さまざまな表情で重ねられたテキスタイルと、無数のビーズや糸で紡がれた、繊細かつきらびやかな世界が見事に映像化されている。絵本とは違った感動を誘うだろう。

 全104ページにおよぶ長編作品の朗読に挑んだ松本は、思わず引き込まれるダイナミックな演技力とかれんな声を存分に生かし、憧れ、誘惑、嫉妬、恐怖、愛情など、目まぐるしく変わる人魚姫の気持ちと情景を全力で表現。また、清川とも親交のあるストックホルム在住の音楽家・林イグネル小百合による、この映像のために書き下ろされた音楽が物語の世界を一層引き立てている。

 きのう9日より公開中の第1部「人魚達の住むところ」に続いて、第2部「王子との出会い、人魚の覚悟」は16日、第3部「泡になった人魚姫」は23日に公開予定。