クリスマスの飾(かざ)りとして定着しているリース。葉や花で彩(いろど)った華(はな)やかな輪は、クリスマスムードを盛(もり)り上げてくれるよね。青森市立浪岡中央児童館(なみおかちゅうおうじどうかん)では、小学校低学年20人が、ひと味違(ちが)ったリース作りに挑戦(ちょうせん)しました。
ひと味違うというのは、材料。なんと折り紙で作るのです。「かわいい!」「本当に作れるの?」。子どもたちは興味津々(きょうみしんしん)です。
さっそく作業開始。子どもたちは同館の長内雅子(おさないまさこ)館長(かんちょう)から教わりながら、緑と赤色の折り紙各12枚(まい)を2色一組として織(お)り、12個(こ)のパーツを作りました。そして、互(たが)いをはさむようにカドをつなぎ合わせて円状(えんじょう)にしていきました。
「できた!!」。30分ほどすると、真剣(しんけん)に作業していた子どもたちの表情(ひょうじょう)が緩(ゆる)みました。まるで葉に赤色のリボンを巻(まき)きつけたようなリースの完成です。太田健介(おおたけんすけ)君=浪岡南小3年=は「家族や家に来る人たちに自慢(じまん)したい。サンタさんがいるか分からないけれど、いたら見てほしい」と満足げ。自分の部屋に飾るという工藤凪沙(くどうなずな)さん=浪岡北小2年=は「トナカイも作ろうかな。クリスマスが待ち遠しい」と話していました。