1枚の紙で作る紙飛行機の作り方講習(こうしゅう)会と、飛び続ける時間を競(きそ)い合う大会が10月31日、三沢市総合(そうごう)体育館で開かれました。子どもや大人約60人が、室内(しつない)滞空(たいくう)時間でギネス世界記録(きろく)を持つ戸田拓夫(とだたくお)さん(広島県福山(ふくやま)市)から折(お)り方や飛ばし方のコツを学び、飛行時間の記録に挑戦(ちょうせん)しました。
戸田さんはこれまで約700種類(しゅるい)もの折り方を考えたほか、紙飛行機専用(せんよう)の紙も開発(かいはつ)しました。講習会ではこの紙を使い、いくつかの折り方を学びました。
よく飛ぶ紙飛行機のコツは、折った後の翼(つばさ)が正面(しょうめん)から見て自然(しぜん)に水平(すいへい)になるようにすることだそうです。戸田さんは「翼のそらせ方などで飛び方が変わる」と説明(せつめい)、微妙(びみょう)な調整のしかたを丁寧(ていねい)に指導(しどう)しました。
大会は、体育館2階席(かいせき)から飛ばす「滑空(かっくう)」と、1階床(ゆか)から上に高く飛ばす「投げ上げ」の2種目(しゅもく)で飛行時間を競いました。投げ上げの部では昨年(さくねん)大会を上回る好(こう)記録が相次(あいつ)ぎました。
参加(さんか)した木崎野(きざきの)小2年の池永想(いけながそう)君は「いままでより高く上がって、長い間飛んだよ」とうれしそう。戸田さんは「紙があり、折り方が分かればどこでも遊べる紙飛行機をもっと楽しんで」と話していました。
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◆折り紙飛行機大会上位入賞者
【滑空】▽幼児 (1)土屋勇太(三沢第一幼稚園)8秒6(2)佐藤(平畑保育園)8秒4(3)笠原(浜三沢保育園)4秒1▽小学3年以下 (1)笠原安覧(三沢1)10秒3(2)小泉(岡三沢2)10秒3(3)池永(木崎野2)9秒7▽親子ペア (1)笠原篤太郎・安珠(三沢)8秒3(2)土屋組(同)6秒1(3)吉田組(八戸)5秒0
【投げ上げ】▽小学 (1)新山碧人(天間東6)13秒5(2)山本(是川1)8秒9(3)甲地(岡三沢6)8秒0▽中学以上 (1)笠原篤太郎(三沢一般)14秒7(2)甲地聡(同)12秒7(3)甲地洋(三沢一中2)11秒6
(タイムは試技2回の合計。同タイムの順位は1回目記録による)