下北半島の自然や文化、名産品(めいさんひん)、産業などをもっとよく知ろうと、むつ市の田名部(たなぶ)中学校(秋田晃=のぼる=校長)の1年生たちが、下北の魅力(みりょく)をぎゅっと詰(つ)め込(こ)んだ独自(どくじ)の「かるた」を作り、17、18日の文化祭で展示(てんじ)しました。
むつ下北地域(ちいき)が貴重(きちょう)な地形や地質(ちしつ)を有する自然公園「ジオパーク」の認定(にんてい)を目指していることで、かるたの名前は「下北ジオかるた」にしました。制作(せいさく)は7月に開始。七つのクラスがそれぞれ1セットずつ作ることとし、一人一人が読み札を考え、それに合ったイメージの絵札(えふだ)を完成させました。
吉田修人(しゅうと)君(13)は「下北は自然や生き物を身近に感じることができる」ということから「すぐそばに 灯(とも)るあかりに ホタルの尾」という読み札で、横浜町のゲンジボタルをかるたにしました。「うつくしい 光輝(かがや)く アゲハ蝶(ちょう)」と、アゲハのように見えるむつ市の夜景(やけい)を取り上げた畑中(はたなか)伶菜(れいな)さん(12)は「下北の良さを全国の人に知ってもらいたい」と話していました。