「長(なが)〜いトンネルをつくろう」。青森市のアピオあおもりで先月末、専門家(せんもんか)の先生から子育てに関することを学ぶ「子育て広場」が開かれました。お父さんやお母さんたちが先生の講演(こうえん)を聴(き)いている間、青森公立大学国際芸術(こくさいげいじゅつ)センター青森(ACAC)の金子由紀子さんが子どもたちに、とっても楽しい工作を教えてくれました。
保育園(ほいくえん)の年長組から小学校3年生までの13人が参加しました。縦(たて)140センチ、横50センチの段(だん)ボールをはさみで切ったり、リボンで飾(かざ)り付けたり、きれいな色の付いたセロハンを張(は)ったり…。青森中央高校「読み聞かせ隊」のお姉さんたちも手伝ってくれます。沖館小学校3年の石田光来野(みらの)さん(8)は「切るのが難(むず)しかったけど、お姉さんが優(やさ)しく教えてくれた。窓(まど)を付けてみたの」と楽しそう。
段(だん)ボールを一つ一つ輪っかにして、セロハンテープで10個(こ)つないだら長〜いトンネルが2本開通しました。体をかがめて、次々とトンネルに入っていく子どもたち。窓(まど)から顔を出してお姉さんたちに手を振(ふ)ってくれる子もいました。
トンネルで遊んだ後は、読み聞かせ隊のお姉さんたちの楽しいお話を聞きます。読み聞かせ隊の沼田桃子さん(17)は「はさみも使うので、子どもたちが危(あぶ)なくないか気を使ったけど、笑顔(えがお)を見られて楽しかった」とほっとした様子でした。