佐藤淳子さんが遺体で見つかった自宅(正面奥)=31日午後6時55分ごろ、青森市油川中道

 31日午後3時ごろ、青森市油川中道の住宅で、この家に住む無職佐藤淳子さん(61)が頭から血を流して倒れているのを、訪ねてきた息子が発見し消防に通報した。佐藤さんは既に死亡しており、県警は現場の状況などから殺人事件とみて捜査している。

 県警によると、佐藤さんは1人暮らし。頭に硬い物で殴られたような痕があり、同日午後3時10分ごろに息子が119番通報した。県警捜査1課は、佐藤さんを巡るトラブルや相談などは把握していない-としている。県警は6月1日に遺体を司法解剖して死因を調べる方針。

 淳子さんの夫は5月中旬に病気で亡くなっており、玄関には「忌中」の紙が張られていた。近所の人の話では、遺体を発見した息子と祖父が元々一緒に住んでいたが、3月に祖父が死亡。淳子さんが夫の死後に「移り住んだようだ」という。

 現場は、油川小学校から南東約300メートルにある「あすなろ団地」と呼ばれる閑静な住宅街。31日午後6時すぎには現場周辺に広く規制線が張られ、付近住民は行き交う捜査車両を見つめながら、「この近くで事件が起きた記憶はない」「規制線がこんなに張られているのを見たことがない」などと不安そうに話した。