日本新聞協会は新聞を使った21種類のゲームを盛(も)り込(こ)んだすごろく「しんぶんの“ワッ”」を作り、同協会のウェブサイトで公開しています。新型(しんがた)コロナウイルスの影響(えいきょう)で、外出を控(ひか)えるよう呼(よ)びかけが続いていますが、遊びながら学んでおうち時間を楽しく過(す)ごせるボードゲームに挑戦(ちょうせん)してみませんか。
ゲームの参加者は新聞記者になって「どうぶつタウン」を回ります。止まったマスで大中小の記事カードを集めて自分だけの「どうぶつしんぶん」を作りながら、ゴールの新聞社を目指します。
4カ所ある「スクープチャンス」のマスに止まると、「しんぶんち(新聞知)ゲーム」の時間。新聞紙を使ったゲームをクリアすることで大きな記事カードをゲットできます。ゲームはコミュニケーション、アクション、スピードの三つのジャンルに分かれていて、「新聞の中からおいしいものを写した写真を探(さが)す」、「見出しをしりとりでつなげる」などいろいろなミッションがあります。
遊びながら新聞のことを知るだけでなく、思考力や判断力(はんだんりょく)、表現力(ひょうげんりょく)などが鍛(きた)えられます。すごろくの開発に関わった鳥取大学の大谷(おおたに)直史(ただし)准教授(じゅんきょうじゅ)は「遊びを通じて新聞に親しみ、文字の世界を身近に感じてもらえると思います」と話しています。
すごろくの台紙やコマ、説明書などは同協会のPRキャンペーン「新聞科学研究所」のウェブサイトで無料で公開されています。