青森銀行(左)とみちのく銀行がそれぞれ行っている健康リーダー育成研修の様子

 今から6年前の2014年に青森銀行、みちのく銀行で健康宣言が出されました。

 その後の両行の健康づくり活動は目覚ましく、筆者から見ても誇らしいものでした。

 16年に経済産業省がホワイト500(大規模法人の健康経営認定制度)という制度を創設しました。この中で、最初の年の銀行部門で全国から4行が選ばれましたが、その中の2つが青銀とみち銀でした。両行の健康づくりの柱は健康リーダー育成事業です。

 みちのく銀行ではヘルサポ・リーダー育成事業といいます。毎年銀行の全店から1人ずつ任命(約120人)され、年1回の研修を受講します。19年度までで527人が修了し、これは、全職員の4分の1に相当します。

 各リーダーは、1年間の活動計画を作成し、活動実践を行い、翌年報告します。

 リーダーの活動は、健診やドック、精密検査の受診勧奨、朝礼やミーティングでのヘルスリテラシーに関する情報共有、タバタ式トレーニング・ラジオ体操の実施、などです。

 その他の取り組みとしては、保健師や健康運動指導士の出張講座など、オリジナルの取り組みが多数あります。

 青森銀行では、年1回の健康リーダー育成事業(健やか隊員育成プログラム)が行われています。健康・疾病に関する講義や健康測定を通して、健康教養や健康づくりの実践方法を学びます。これまで、約300人が修了しました。

 同行では以下のような取り組みも行っています。

 (1)「敷地内禁煙」「就業時間内禁煙」の実施 19年10月より

 (2)歯科検診 14年より

 (3)ドイツ式健康ウォーキングの実施 14年より延べ650人程度の職員・家族が参加

 (4)ピンクリボン運動・乳がんモデル体験会の実施 17年より

 (5)メタボ対策実践 花王株式会社と一緒に、「スマート和食」(和食ベース)と健康教育、健康度測定(腹部脂肪測定など)を組み合わせたメタボ対策を実施

 両行のもう一つの大きな貢献は、県健やか力推進センターにおのおの1人の行員が出向しているところです。健康リーダーを育成するために設立された本センターは、実際の立ち上げの際に、財政的な問題からスタッフがそろえられず、その実現に赤信号がともりました。

 そのような時、みちのく銀行から1人の行員が出向し開設にこぎつけることができました。翌年には青森銀行からの出向があり、この2人の獅子奮迅の活躍で健やか力推進センターの活動、ひいては短命県返上活動が軌道に乗ったとさえいえます。感謝です。

 銀行の影響力は大きく、両行の健康宣言で本県の短命県返上活動が一気に盛り上がりました。時代を先取りした英断に心から敬意を表します。