東奥日報社は18~21日、ホームページ「ウェブ東奥」で、政府が新型コロナウイルスの感染拡大の影響を考慮し国民1人につき10万円を支給する「特別定額給付金」をテーマにアンケートを行った。給付金の使い道(複数回答)は「食料品」(36.4%)、「貯金・預金」(23.7%)、「借金・ローン返済」(20.2%)が上位三つを占めた。コロナ禍の収束や経済状況の先行きが見通せない中、娯楽や息抜きよりも、現在とこれからの生活維持を優先する風潮が色濃い昨今の世相がうかがえる。

 アンケートには200人が回答を寄せた。ほとんどに当たる197人(98.5%)が「給付金を申請する(した)」と答えた。「しない」は2人だった。

 給付金制度への評価(複数回答)を尋ねたところ、「良い」が65.5%で最多。ただ「給付が遅い」(45.5%)、「金額が少ない」(31.5%)といった不満の声も多数を占めた。手続きについては「面倒」が18%、「簡単」が12%で小差だった。

 使い道で上位三つに次いで多かったのは「教育費」(16.7%)、「電化製品」(15.2%)、「光熱費」「趣味・スポーツ・娯楽」(ともに13.6%)など。

 地元での経済波及効果が高い飲食店や旅行業関連をみると「外食」は11.6%、「旅行・宿泊」は8.1%にとどまり、現時点で給付金の主要な受け皿になっていない。

 給付金への感想を記述式で自由に答えてもらったところ、支給に感謝・歓迎する声が38件と目立った。ただ「1回のみでは生活できない」「2回目、3回目もなければ生活が苦しい」「コロナ終息まで毎月出すべきだ」など、さらに給付を求める声が相次いだ。

 市町村によって給付時期にばらつきがあることを問題視する意見も。「青森市」「弘前市」と具体的に自治体名を挙げ、給付の動きが遅いことに不満を訴える声が見られた。

 給付金は受け取るものの心境は複雑という人も。「困っている人のみの支給で良かったと思う」「国の借金が増えると思うと将来が不安」「国の借金がさらにかさんで次世代・次々世代へツケまわしになるでしょう」など、将来負担の増大を不安視する声もあった。

 ※アンケートの集計結果はウェブ東奥に掲載します。