新型コロナウイルス感染拡大防止のため4月10日から閉鎖されている弘前公園で、今年も2600本の桜が咲き誇った。園内では天守、岩木山と、ソメイヨシノ、シダレザクラとが共演する津軽の絶景が、見る人もいないまま、ひっそりと広がっていた=4月27日(東奥日報空撮チーム、許可を得て小型無人機で撮影)
桜が見ごろとなり華やぐ園内=4月27日(東奥日報空撮チーム、許可を得て小型無人機で撮影)
春陽橋に設置された閉鎖ゲート=4月25日
例年は撮影スポットとしてにぎわう下乗橋=4月27日
四の丸側の外堀一面を覆い尽くす花びら=5月3日
両岸を桜が埋め尽くす西堀=4月28日(東奥日報空撮チーム、許可を得て小型無人機で撮影)

 春、沈黙-。日本一の桜を誇る弘前公園。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため青森県弘前市が閉鎖した無人の園内で、ソメイヨシノなど50種2600本が寂しくも美しく咲き競った。例年なら満ちあふれる人いきれもない中、花はいつにも増して香り高く、鳥たちは自由に飛び回った。園内は4月19日に開花、満開が27日から30日まで続くなど、早咲きから遅咲きまで間断なく、大型連休終盤まで咲き続けた。「ここまで花が持った年はそうない。さくらまつりがあったらどんなによかったか」。取材のため報道各社に公開された園内で、樹木医で桜守の小林勝さんが小さくため息をついていた。まだ残る遅咲きの花が、きょうもひとひら、またひとひらと散っている。

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