西目屋村が自主放送「西目屋テレビ」で流している「タバタ式トレーニング」の一こま(同村提供)

 新型コロナウイルス感染防止のための自粛生活が続く中、青森県西目屋村は1日から自主放送「西目屋テレビ」の番組で、自宅にいながら簡単にできる体操を紹介している。2008年北京五輪から、3大会連続でカヌースラローム競技に出場するなど世界レベルで活躍する矢澤一輝さん(31)=同村教委=らが出演。村は多くの人の運動不足解消に役立てたい-としている。

 月2回、高齢者が季節の小物作りや体操を楽しむ村の「認知症カフェ」が、新型コロナウイルスの影響で中断していることから、「健康維持に役立つ番組を」といった村民からの要望を受けて村が制作した。

 4種目の運動と休憩を繰り返し行う「タバタ式トレーニング」と、元気な足腰を保つための「筋力維持トレーニング」の2番組を1日3回放送している。

 番組を監修した同村の成田彰宏保健師は「インターネットで動画などを見る習慣のないお年寄りにとって、運動機会をつくるのは難しい。認知症カフェで行っていたような取り組みを、テレビで分かりやすく伝えていきたい」と語る。村は今後、布マスクの洗い方や、消毒液の作り方などを紹介する番組の制作も検討している。

 番組は、お年寄りだけでなく多くの人の健康づくりに役立つ内容。矢澤さんは「お年寄りから普段トレーニングをしている人まで、自分に合った強度でできる。ぜひ見ながらやってみて」と呼び掛ける。

 一緒に出演している地域おこし協力隊・カヌー普及推進員の下川祐佳さん(23)は「毎日放送されるので続けやすいと思う。運動のきっかけづくりにつながればうれしい」と話した。