平川市立尾上中学校ソフトテニス部3年の古山祐也(こやまゆうや)君(14)と水木瑠(みずきりゅう)君(14)が、3月29日に三重県四日市市で開かれた「ミズノカップ全国ジュニア選抜(せんばつ)ソフトテニス大会」男子の部で優勝(ゆうしょう)しました。2人は今、今月20日に始まる県中学校体育大会地区大会に向け、練習に励(はげ)んでいます。
「ミズノカップ−」男子の部には約160組が出場。いずれも当時中学2年だった古山君、水木君のペアは、予選から決勝トーナメントまで全国の強豪(きょうごう)を次々と破(やぶ)り、見事頂点(ちょうてん)に立ちました。
県ソフトテニス連盟(れんめい)によると、ソフトテニスの全国大会で県勢(けんぜい)の中学生ペアが優勝するのは初めてだそうです。古山君は「緊張(きんちょう)したけど、試合が進むにつれて楽しみながらプレーできた」、水木君は「集中力を出していつも以上にいい試合ができた」と笑顔(えがお)で振(ふ)り返りました。
青森市出身の古山君と平川市出身の水木君は、小学校高学年の時に平川市ソフトテニススポーツ少年団(だん)で知り合いました。小学6年生の夏には、「東日本小学生選抜ソフトテニス大会」の個人(こじん)戦ダブルス競技(きょうぎ)に出場し、県勢初の優勝に輝(かがや)きました。この快挙(かいきょ)は、今も2人の思い出になっています。
現在(げんざい)、古山君は同少年団に、水木君は弘前市のリベロ津軽スポーツクラブなどに所属(しょぞく)し、尾上中での部活動終了(しゅうりょう)後も遅(おそ)くまで練習しています。2人とも世界で活躍(かつやく)するテニスプレーヤーになる夢(ゆめ)を持っていて、今年の目標は8月に行われる全国中学校体育大会で優勝することです。
2人は「悔(く)いを残したくない。何としても優勝したい」と闘志(とうし)を燃(も)やしています。