新潮新人賞や野間文芸新人賞を受賞した気鋭の作家高橋弘希さん(青森県十和田市生まれ)が、文芸誌「文學界」5月号(文芸春秋)に新作の中編小説「送り火」を発表した。高橋さんの父の出身地でもある黒石市が主な舞台となっており、黒森山のほか、大川原の火流しや浅瀬石川ダムを連想させる場面が登場。少年たちの集団心理や暴力の連鎖をテーマにしたフィクションだが、真骨頂のリアリティーあふれる描写がさく裂し、実際の出来事かのような錯覚にとらわれる。

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