「新聞づくりの仕組みはこうだったのか」「毎日の配達は大変そう」−。十和田市の東公民館で5月17日、十和田青年会議所(蛯沢(えびさわ)達彦(たつひこ)理事長)主催の「あつまれ!こどもたち!!職場(しょくば)体験学習」が開かれました。東奥日報(とうおうにっぽう)社十和田支局もブースを開設。市内の小学3〜6年の18人が現場で働く記者の話を聞いたり、その場でできる「自分だけ特報(とくほう)」の制作デモを見学したりして、新聞社の仕事について学びました。
職場体験学習には、十和田市内の製パン業者、水道工事業者、花屋さん、警察署(けいさつしょ)、消防署(しょうぼうしょ)など九つの事業所がイベントに協力しました。
東奥日報社十和田支局のブースに参加した子どもたちはパソコンの大型モニタで、新聞が家庭に届くまでのもようを再現(さいげん)した動画を見ました。
また、十和田支局の記者2人が、記事を書くまでの流れやふだんの仕事ぶり、取材での苦労話などを説明。パソコン、デジカメ、メモ帳、ペン、腕章(わんしょう)など仕事に使う「七つ道具」も披露(ひろう)しました。
さらに、その場でデジカメで撮影(さつえい)した画像(がぞう)を、パソコンに取り込み、子どもたちにインタビューして、すぐにコメント記事にして、見出しやコメントをその場で組み込む「自分だけ特報」制作のデモンストレーションも行いました。
自分の名前が見出しに入ったミニ「JuniJuni」を手にした東小3年の蝦名美佳(えびなみか)さんは、その場でできた新聞にびっくりした様子。藤坂(ふじさか)小3年の小山田(おやまだ)朱恩(しおん)さんも「自分の感想をその場で記事にしてもらってうれしかった」と話しました。
取材用のデジカメを手にした北園(きたぞの)小3年の中屋敷(なかやしき)幸樹(こうき)君は「カメラがとても重かった。でも、操作してみて、面白かった」、ちとせ小6年の樋口(ひぐち)みなみさんは「新聞ができるまでの時間が早かった」と話していました。