英国王室のウィリアム王子に宛(あ)てて、青森市の英会話教室「英会話レッツ」に通う年長児から中学生(当時)まで20人以上が送った手紙に、このほど返信が届(とど)きました。子どもたちは「返信が来るなんて光栄」と感激(かんげき)しています。
子どもたちが手紙を送ったのは昨年12月。王子が来日することを知ったことがきっかけです。ねぶた祭、リンゴ、ホタテなどを描(か)いた絵と「青森にぜひ来て下さい」というメッセージを添(そ)えた手紙を送りました。しかし、王子は青森に来ませんでした。「思いが届かなかった」と子どもたちは肩(かた)を落としました。ところが、王子の帰国からしばらくたった3月17日、教室に英国王室から手紙が届いたのです。
手紙は秘書(ひしょ)助手がしたためたもので、「王子からお礼と返事を書くように言われました」という文章で始まり、「かわいい手紙やきれいな絵に感動し、一生懸命(いっしょうけんめい)書いてくれたことを喜んでおられました」などと書かれていました。感謝(かんしゃ)の印として、ウィリアム王子一家の写真が人数分同封(どうふう)されていました。
子どもたちは、2カ月たった今も興奮(こうふん)冷めやらぬ様子。野田真永(のだまさなが)君(野辺地小3年)と若井由乃介(わかいよしのすけ)君(長島小3年)は「本当に返信が来るなんて驚(おどろ)き。手紙を読んでくれてうれしい」、山口優太(やまぐちゆうた)君(堤小6年)は「いつか青森に来たとき英語で紹介(しょうかい)できるようにもっと勉強する」と張(は)り切っています。梅内彩乃(うめないあやの)さん(浜田小5年)は「王女様の誕生(たんじょう)をお祝いする手紙を送りたい」と話していました。