弘前城天守をバックに、鎌田さん(右)と写真に納まる在りし日の小山さん(小山宏さん提供)
小山さんが初めて大幅なせん定を施したシダレザクラ。今年も立派な花を咲かせた=22日午後2時半、弘前公園

 青森県弘前市の弘前公園の桜を毎年、美しく咲かせる独自の管理技術「弘前方式」。リンゴ栽培の手法を生かした、思い切ったせん定で知られ、今や全国に広まっている。かつて言われた「ソメイヨシノ寿命60年説」を覆した、革新的なこのせん定に初めて踏み切ったのは、弘前市の職員として公園に長年務めた小山秋男さん(1914〜2007)。「桜切るばか、梅切らぬばか」が常識だった当時は無謀だと非難も受けたが、日本の桜が今あるのは、そのときの小山さんの直感があってこそと言っても過言ではない。観桜会100周年の記念すべき年に当たり、家族らは桜の命を救った津軽のじょっぱりの横顔を思い返している。

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