バスケットボールの青森ワッツを運営(うんえい)する青森スポーツクリエイションは、ジュニア世代の育成強化を目指し、中学3年生まで対象のジュニアユースチームを結成(けっせい)します。4月18日、青森市の青森市民体育館で開いた初回のトライアウト(選考会)には、12歳(さい)から15歳までの県内の男女約30人が参加し、思い切り実力をアピールしました。
トライアウトでは、ゴールに向かうジャンプ力を見る「リングジャンプ」、ダッシュ力を見る「20メートルダッシュ」、さまざま状況別(じょうきょうべつ)にボールさばきを見る「1対1」、徐々(じょじょ)にリズムが早くなる音楽に合わせ、体育館を行ったり来たりしながら持久力(じきゅうりょく)を試(ため)す「シャトルラン」などを行いました。
体力を使い切った後に臨(のぞ)んだ最後の「シャトルラン」では、息も絶(た)え絶(だ)えにリタイアする人がたくさんいました。トライアウトを見守った松原由和(まつばらよしかず)コーチは「練習試合をしてから、トライアウトに来てくれた子も多いと思う。疲(つか)れがたまったところから、どれだけ頑張(がんば)れるかを見たかった」と話していました。
18人が参加した女子の部の「シャトルラン」で最後の一人に残ったのは、倉内伽歩(くらうちかほ)さん(青森市・浦町中1年)。「自分よりも体が大きい選手相手に強いディフェンスを見せることができた。ユースに選ばれたらオフェンスも勉強したい」と意欲的(いよくてき)です。
ユースチームは6月に活動を開始し、bjリーグのほかのチームが設立(せつりつ)したユースチームと戦う大会などに出場を予定しています。県内から、一人でも多くのトッププレーヤーが生まれるといいですね。