弘前大学COIには約40の企業が参画しています。今回はその活動内容について紹介します。

 COIへの企業の貢献といえば、その職場における健康づくりの展開がまず頭に浮かびますが、今回はもう一つの貢献、つまり弘前大学COIに参画しての企業(収益)活動についてです。

 これには、以下の二つがあります。一つは、岩木健康プロジェクトのビッグデータを活用しての商品開発。もう一つは、県内の健康づくりを活用しての商品の開発・普及です。

 これまでの健康づくりでは見られなかった、企業を挙げての取り組みが今、青森県で繰り広げられています。

 以下にいくつかの具体的な取り組みを紹介します。

 A社は、無理しないでやせられる和食系の食生活パッケージを開発。B社は、口の中の衛生環境を診断する商品を開発。C社は、学校教育や健診などで用いる健康教育テキストを開発し、普及に努めています。大手スーパーのD社は、大型モールを歩く“モールウォーキング”を展開しています。

 ほかに、コンビニ産業のE社は、食生活改善推進員と連携して健康に良い食品(製品)を開発・販売。また、弘前市にあるF社は、健康づくりのためのスマホアプリを開発しています。

 そのほか、G社は、腸内細菌と健康の関係を研究し、H社は冷え性の成り立ちと診断方法を開発。また、I社は水と健康の関係、J社は高齢者の健康に良い食事の研究を行っているほか、K社はアミノ酸の健康に及ぼす影響を、生命保険系のL社は健康商品の開発を、M社は自律神経機能とロコモの関係を、おのおの岩木プロジェクトのビッグデータを用いて解析しています。

 このように、多くの会社が岩木プロジェクト・弘前大学COIに参加し、商品開発や普及活動を展開しています。筆者としては、このような企業との連携を青森県の実際の短命県返上活動に役立てていきたいと考えています。

 それこそまさに企業の社会貢献にもつながります。

 一つ残念なことがあります。それは、県内企業の参加が少ないということです。その大きな理由は、なかなか連携のイメージが湧いてこないことだと思います。どうか、今回の連載を読んで、連携するための工夫を思案してください。グッドアイデアが浮かびましたら、遠慮なく弘前大学COIまでご連絡ください。

 ※弘前大学COIの連絡先は、郵便番号036-8562 弘前市在府町5、電話0172-39-5538、ファクス0172-39-5205、Eメールcoi_info@hirosaki-u.ac.jp