県内経済5団体による健康経営キックオフ宣言=2017年11月

 2014年に青森銀行とみちのく銀行の健康宣言が出されました。それを機に、短命県返上活動が一気に加速しました。

 「県医師会健やか力推進センター」のスタッフに、両行からそれぞれ1人の行員が出向し、同センターの活動の核を担っています。

 自行の健康づくりにとどまらず、県全体の短命県返上活動に尽力されている両行に心から感謝申し上げます。

 かつては、健康づくりに無関心な企業が多かったのですが、最近は景色がガラッと変わりつつあります。

 ブラック企業と言う忌まわしい言葉が騒がれ、その反対のホワイト企業がもてはやされるようになりました。国も「ホワイト500」という認定制度をつくりました。社会全体が健康経営の流れにあります。

 両行のほかに、県内でも弘前市の北星交通など、いくつもの企業で活発な健康づくりが行われています。

 この流れを受けて、県は17年に健康経営認定制度を創設しました。この制度は、経済産業省の「ホワイト500」制度を模倣したものですが、さらに厳しい認定の内容になっています。健康づくり担当者に対する1日研修の受講義務化などです。

 逆にインセンティブ(ごほうび)もあり、認定企業には、県の入札に参加する際の評価が4~5ポイント加点されます。そのおかげもあり現在、認定企業は約200社となりました。

 もし経営者の皆さんで今の健康経営ブームを疎んでいる方がおられたら、その考えを改めていただきたいです。

 時代の流れは社員の健康づくり、ホワイト企業にあり、この傾向は将来も続きます。そのような時代を先取りすべきです。

 毎日血圧を測定して、それを記録用紙に記載します。毎日の記録は、いろんなことを考えさせます。測るたびに違う血圧の値、上と下の血圧の意味、そして「そもそも血圧とは何?」という疑問がわいてきます。そこにすかさず、血圧を勉強する機会があったら、健康に対する理解が一挙に深まります。その時得られた健康教養はその後の人生に大きく生かされます。

 つまり、一見面白くない毎日の行動から、健康への興味・理解が生まれてくるのです。これだけでも立派な健康経営です。

 しかし、このような簡単な取り組みにもトップの決断(健康宣言)と核となるリーダーが必要です。

 健康経営の実践で、企業イメージや生産性が向上すると言います。それだけでしょうか?

 筆者は、一番大切なものは、従業員の健康と幸福を願う事業主の美しい姿だと思います。

 わが社でもぜひ健康づくりをしたいと思い立ったら、躊躇(ちゅうちょ)せず県医師会健やか力推進センターにご連絡ください。健康測定機器(体組成計や立ち上がりテストの台)の無料貸与や講師派遣のお手伝いをいたします。

 ※同センターの連絡先は、電話017-763-5590、ファクス017-763-5591、Eメールaomed-sukoyaka@circus.ocn.ne.jp