つがる市の木造(きづくり)中央公民館で11月30日、映画(えいが)「FOUJITA(フジタ)」の撮影(さつえい)が行われ、向陽(こうよう)小学校のみんながエキストラとして参加したよ。早朝から約140人ものエキストラが参加した大規模(だいきぼ)な撮影となりました。
映画の主人公を演(えん)じたのは俳優(はいゆう)のオダギリジョーさんで、1920年代からフランスのパリで活躍(かつやく)した画家藤田嗣治(ふじたつぐはる)の役を熱演(ねつえん)。向陽小学校のみんなも一緒(いっしょ)に撮影に臨(のぞ)みました。
この日の撮影は1940年代という設定(せってい)。日本がまだ戦争をしていた時代です。みんなは当時の子どもに変身するため、女の子はおかっぱやお下げに、男の子は丸刈(まるが)りにしたよ。すっかり変身し終わると、まわりの大人から、「本当に昭和の子どもみたい」と絶賛(ぜっさん)されていました。
撮影が始まると、小栗康平(おぐりこうへい)監督(かんとく)は「どういう気持ちだったか考えながらやってみて」などとアドバイス。みんな、真剣(しんけん)に演技(えんぎ)していました。
撮影に参加した4年生の佐々木真白(ささきましろ)さんは「映画に出るのは初めて。ちょっと恥(は)ずかしいけど公開が楽しみ」ととびきりの笑顔(えがお)を見せました。
※映画「FOUJITA」の公開は来年の秋以降(いこう)の予定です。