ご近所の古民家風茶屋でさときょーさん
ある日のおべんと1
ある日のおべんと2
ある日のおべんと3 お手製の梅干しがおいしそう

 厳しく長い北国の冬も終盤に入り、少しずつ春近しの実感が強まっている青森。お子さんが春休みに入り、毎日のお弁当づくりから解放されてホッとひと息、のお母さん(お父さん?)もいるかもしれませんが、最近はSNSに毎日のお弁当をまめにアップしている方をよく見かけます。青森県南部町の佐藤恭子さん(さときょーさん)そのひとり。昨年1年間、バリエーション豊かな約200回分のお弁当写真をお借りしました。

■自然豊かな果物づくりの盛んな土地柄■

 佐藤さんは、ご主人と、2人の男子高校生のお子さんがいる働くお母さん。南部町といえば、青森県の最も南側に位置する町の一つで、自然豊かな果物づくりの盛んな土地柄。春には近くの山で採れたタラの芽、シドケ、ボンナといった山菜も弁当食材のラインナップに並びます。ご主人のお父さんが友だちの多い方で、全国各地から食材が大量に送られてくることもあり、夜通し下処理することもあるなど、うらやましすぎる悩みも(笑)

■平日はほぼ毎日、4人分■

 お子さんが小さいころは手が回らず、なかなか弁当作りができなかったといいますが、ご主人のお父さんから秋田・大館工芸社(有名ブランドです!)の曲げわっぱの弁当箱をいただいてから、がぜんやる気に火がつき、平日はほぼ毎日、4人分の弁当づくりに精を出しています。メインの食材のほか副菜2種、漬け物というのが基本の構成で、できるだけ地元のものを使っているそうです。

■味を変えたり、一夜干しにしたり■

 前出の通り、同じ食材が大量にあることも少なくないため、例えば魚ならフライ、ムニエル、味噌漬け、粕漬けなどといった感じで味を変えたり、一夜干しにしたりと工夫を凝らし、野菜たっぷりめで、軟らかいもの、かみ応えのあるものと、違った食感を組み合わせるなど、食感にもこだわっているそうです。発酵食品や海藻もよく使い、彩りや食感を大事にすると、自然に栄養面でもバランスのよい食事になるそうです。

■この弁当箱には、冷凍食品が似合いません■

 約200回分のお弁当の写真はまさに「おいしそー」のオンパレード。「この弁当箱には、冷凍食品が似合いません。いつものおかずが、曲げわっぱに入れるとおいしそうに見えちゃうので、どんどん楽しくなって続いているのかも」とさときょーさん。冷食を使うとか、コンビニ弁当の中身を入れ替える、ってーのも決して否定しませんが、お弁当づくりに悩んでいる方はまず、お弁当箱を曲げわっぱにしてみては?(C)