今年3月、現地でイングレスをプレーする木暮ゼミの学生らプレイベント参加者

 世界各国で社会現象を巻き起こし、さまざまな論議を呼んでいる、位置情報利用のスマホゲームアプリ「ポケモンGO」。日本国内でのリリース当初から、首都圏と地方のポケストップ数の差があまりに大きく「地方差別だ!」との声も上がる中、地方の中の地方(!―)、本州最北端の下北半島を舞台にポケモンGOと、同ゲームの原型となった位置ゲー「イングレス」を活用した観光イベント「Ingress本州最北FS(ファーストサタディ)」が9月3日、開催される。現地までの交通費は自腹だが、主要スポットを無料のチャーターバスで巡ることができる。参加料は昼食代、傷害保険料など込み込み1000円ポッキリ(安っ)で、まだ参加可能とのこと。はたして本州の最果てに、ポケストップはあるのか?モンスターは出現するのか???まずは確かめに行くべし!

 イベントの舞台は、青森県の大間町、風間浦村、佐井村の3町村。大間は言わずと知れた高級マグロで有名な街だ。「北通り3町村」とも呼ばれるこの地域は、青森県内でも特異な土地柄。歴史的に北海道・函館との関係が深く、テレビも北海道の放送の方が映りが良いため「青森県知事の顔は知らなくても北海道知事の顔は知っている」との都市伝説?がある。近隣には日本三大霊場に数えられる、恐山(むつ市)もそびえており、モンスターが出なくても何かが出て来そうwと期待が高まる。

 主催は青森県商工会連合会下北分室と、青森公立大学地域みらい学科木暮ゼミ。ポケモンGOのブームに乗ったにわかイベントだと思うなかれ。同ゼミの学生たちが、ポケGOが話題になる前から、イングレスを活用して地域活性化ができないかと発案し、1年前から3町村に足を運んで計画を練ってきたというから素晴らしい。今年3月にはプレイベントも開いている。

 行程は下風呂漁港(風間浦村)をスタートし、大間フェリーターミナル、アルサス(佐井村)を順にチャーターバスで巡る。途中参加・離脱も可能で、青森からは佐井村にフェリーで、函館方面からは大間港にフェリーで、風間浦村には下風呂温泉郷まで車か公共交通機関で現地入りするのが便利。ちなみにタイトルの「FS(ファーストサタディ)」は、毎月第1土曜日に世界的に開催されているイングレス攻略のイベント。新たに参加した「新人」にAP(経験値)を稼いでもらいつつ各種プレイスキルを磨く、新人育成イベントのことで今回、その公式イベントに位置づけられたのだという。ゲームをしながら知らず知らずのうちに観光でき、イングレスやポケGoの安全な使い方も覚えられるお得なイベントなのだ。ちなみに昼食は、地元でしか食べられないものが企画されてるというからお楽しみに(ただし事前参加申込者のみ)。

 参加やイベント内容の問い合わせは電話(0175・35・2333、090・4417・8000)またはメール(fs@kogure.jp)へ。(C)