出品された地サイダー5種
地サイダーを味わう来場者
「うまい森 青いもりフェア」の地サイダーコーナー

 県内各地の名産品を集め8月11日に青森市の県観光物産館アスパムで開幕した「うまい森 青いもりフェア」。第4弾のメーンテーマは「おいしく減塩! だし活」なのだが、真夏の太陽が照りつける中で訪れた来場者には、よく冷えた新商品の地サイダーが味わえる新コーナーが大人気。12日もフェアの話題となりそうだ。

 ブースに並んでいるのは、「カシッスーサイダー」(七戸町・カフェレストラン ジュノン)、「十和田湖ブルー」「奥入瀬グリーン」(十和田市・伝法川魚店)、「ひらかわ温泉銀座サイダー」(平川市・あすなろ理研)、「いなかだて田んぼアート黒サイダー」(田舎館村・田澤農園)−の5種だ。

 これらは、県や青森県産業技術センター、21あおもり産業総合支援センターなどが商品開発に協力し、最近できたばかりの新作。八戸市の八戸製氷冷蔵が、一手に製造を引き受けている。残念ながら今回フェアへの出品はなかったが、このほか「マタギサイダー」(黒石市)、「海峡塩サイダー」(風間浦村)、「なの花ハチミツサイダー」(横浜町)などの新商品もあるという。

 通の間で、「地サイダー王国」とも称される青森県。その由来を探ってみると興味深い話がポロポロ出てきた。

 「津軽地方でリンゴジュースを製造する工場が、収穫期前の夏場にサイダーを作ってみたのだ」「農作業の後に炭酸飲料を飲むと、体内にたまった農薬成分がゲップと一緒に出るらしい」などなど。人気の理由は諸説あるようだが、青森市民の炭酸飲料消費量が全国トップクラスであることからも、サイダー好きは青森の地域性と言えそうだ。

 それはそうと、せっかくの機会なので、まずサイダーを試飲しなくては。

 まず「カシッスーサイダー」から。一口飲むと、カシスの爽やかな酸味と香りが口いっぱいに広がり、何とも贅沢な気分になる。これはウイスキーを割って飲むのもアリかも。お酒に合いそうな感じのサイダーだ。

 続いて「十和田湖ブルー」。夏空を映した湖面を思わせる青色で、さっぱりした透明感のある味わいだ。炭酸は少々強め。ほのかなリンゴ果汁の香りも、良い仕事してます。同じメーカーの「奥入瀬グリーン」も、リンゴ果汁入り。こちらも飲みやすく、渓流を囲む緑の木々を思わせる緑が、爽やかさを一層引き立ててます。色合いで選ぶのも楽しそう。

 4杯目は「ひらかわ温泉銀座サイダー」。こちらはブルーベリーの甘みと酸味が調和した爽やかな味わい。ネーミングの由来は、「銀座のネオン」のように(!?)平川市内に温泉が集まっていることらしいが、味はまさに風呂上がりにぴったり。火照った体を心地よく冷ましてくれそうです。

 最後は「いなかだて田んぼアート黒サイダー」。深みのあるワインレッドがインパクト十分! 黒米のエキスを配合しているといい、口に含むとコメの香りが広がり、濃厚な甘さ。どことなくラムネのような懐かしさもあり、今年の田んぼアートに登場した「シン・ゴジラ」の姿が、ふと浮かんだ。

 5種類の試飲を終え、記者のお腹は普段よりさらに膨れ気味。それでも、まだ見ぬ新商品があると聞けば、地サイダー巡りへの思いも膨らむ一方です。(K)