こんがり丸焼き
それぞれ違った食感の試食セット
謎の「プレミアムまかない」

 素材のすばらしさで全国的に知名度上昇中の「青森シャモロック」を、特別な環境で大切に育てた「青森シャモロック ザ・プレミアム#6(ナンバーシックス)」のお披露目におじゃました。場所は、星野リゾート「青森屋」の敷地内にある、青森県六戸町の旧渋沢邸。プレミアムなチキンと聞くと、つい某コンビニの商品を連想してしまう庶民派ですがなにか?ここぞとばかりにご相伴にあずかり、しっかり「特別感」を確認してきた。

 青森シャモロックは、「横斑(おうはん)シャモ」と「速羽性横斑プリマスロック」を掛け合わせ1990年に開発された、青森県独自の食肉用鶏。赤みが強いきめ細かな肉質で、歯応えや旨み成分が通常の鶏より強い。飼育期間は雄100日、雌120日、飼育密度は1平方メートル当たり5羽以下などと規定…、ってなんだか小ムズカシい話だが、2001年から宮内庁御料牧場(栃木県)に、ひなが納入されているというから、これだけでプレミアム感がビシビシ伝わってくる。

 でも、プレミアム#6はさらにすごいらしい。青森シャモロックの中から選抜した雄の飼育期間をさらに30日間延長し、飼育密度を1平方メートル当たり3羽未満に抑え、タンパク質を豊富に含んだ専用飼料で育てたというエリート(?)たちなのだ。

 その効果は絶大で、通常の青森シャモロックに比べても、歯応えが約1.4倍、うま味成分のグルタミン酸が約1.6倍、血液をさらさらにする「α—リノレン酸」が約2.6倍になるという。

 プレミアムと聞いて、敷居が少し高いと感じつつ、少し遅れて会場に駆けつけたが、着くなりおいしそうなにおいに釣られ、フラフラとにおいの元へ。そこには、絵に描いたような”理想”の鶏の丸焼きが炭火の上でくるくる回っていた。これを切り分け、各部位が味わえるよう、試食セットづくりをしている真っ最中だった。

 ぱりっと焼き上げられた皮、しっとりした胸肉、歯ごたえ十分で旨みがぎゅっと凝縮したモモ肉。口に運んで驚き、かみしめてうなり、鶏のうまさの認識を新たにして、思わず口をついて出た言葉が「ビ、ビールはありませんかっ」。

 ナガイモのすり下ろしとほぐした#6の身などを煮込んだスープがまた、優しいお味ながらしっかりとした旨みで疲れぎみの身体にしみる。さらに、最後まで物欲しそうに(笑)会場をうろついていたら、ヒミツのまかないまでいただくことができた。超ラッキー!内容は教えられないが、口をついて出た言葉が「ご、ごはんはありませんかっ」だ(ハズカシイ)。

 ところで「#6」って何?そう、勘のいい人ならすぐにぴんと来る、マリリンモンローが「寝る時に身にまとうもの」と話した「シャネルの#5」にかけたもの。「6」はもちろん、六戸町の「6」だ。

 「#6」の販売と宣伝を担う六戸ブランド研究会(渡辺俊一委員長)によると、「日本資本主義の父」とも呼ばれる名高い実業家・故渋沢栄一氏の旧私邸で、明治時代からの貴重な建築物を発表場所に選んだのも、六戸町指定文化財の同建物が「六戸町全体のブランド化」に欠かせないためだという。同研究会の藤代典子さんは「『#6』は、シャネルの成功ストーリーをご存知の目の肥えた層が反応してくれるシグナルになるかも、との期待と遊び心を込めたものです」と言う。よって、町外のターゲット層は目や舌の肥えた層の通う料理店だ。よってワタクシ、完全に対象外wwwww

 同町では連続テレビ小説『ごちそうさん』で全編にわたり料理を担当したフードスタイリストの飯島奈美さんを講師に料理教室を開くなど、青森シャモロックを使ったレシピ開発にも余念がない。#6は、町内の飲食店8店で提供しているという。一体どんな味なのか、どんなレシピがあるのか。気になる人は実際に街に足を運んで確認を。(C)