この開放感! 天気にも恵まれ、八甲田がくっきり
青森空港キャラクター「ひこりん」もテーブルを回って盛り上げる
離陸準備に向かう飛行機と一緒に乾杯!
着陸したばかりの飛行機と記念撮影♪

航空ファン垂涎の(?)イベントが7月23日夜、開催された。場所は青森空港の送迎デッキ。一夜限りのビアガーデンは、離発着する飛行機、カラフルに輝く滑走路を間近に眺めながら樽生ビールが飲み放題という至福の2時間。こんな特等席があったなんて! 参加者たちは同空港始まって以来初めて(!)というレアなシチュエーションを満喫した。

 イベントは東奥日報社の女性倶楽部「女子○(ジョシマル)」の「星空とヒコーキに乾杯! 青森空港deビアガーデン」。青森空港ビルの協賛、アサヒビールなどの協力で実現した。多数の応募から抽選で選ばれたのは32人。特に航空ファンでない記者も、飛行機を見ながらのお酒ってどんな感じ?とワクワクしながら会場入り(仕事なので飲めませんけど 泣)。

 デッキは風がさわやかで、まだ空も明るく、八甲田がくっきりと近い。午後6時20分、伊丹発のJAL便がごう音とともに目の前に降りると参加者は一気にテンションアップ。「近〜い!」「音って結構遅れて聞こえるのね」とスマホでパシャ、降りてくる人たちに手を振った。

 待ちに待った乾杯は、7月12日に発売したばかりの「アサヒ ザ・ドリーム樽生」、料理は空港ビル内の3レストラン(和食処ひば、森のレストラン ライアン、ロイヤルカフェ)の特製オードブル。「すっきりしててごくごく飲めちゃう」と絶賛でグラスは次々と空になり、おかわりの列が。

 7時を過ぎ、あたりが一気に暗くなると、緑、青、赤…滑走路の誘導灯だけでも気分が上がる。イベント中約2時間の離発着は9便。三沢空港の滑走路工事で青森空港を使う便が増えていることもあり、思った以上にすぐ次の飛行機がやってきては飛んでいく。機体は大きさも形もさまざま。忙しく働く地上スタッフもかっこいい―

 グラス片手にうっとり眺めていた女性は「ここでビールを飲む発想自体がなかったですよね」。青森─名古屋間を飛ぶFDA(フジドリームエアラインズ)によく乗るという女性(61)も「いつも空から降りてくる側なので、デッキからの景色は新鮮」とご満悦。あっという間の2時間を堪能し、ほろ酔いの参加者たちは、青森や弘前方面のシャトルバスなどに乗り込み、下界(笑)へと帰って行った。

 国内空港のビアガーデンを調べると、福岡や米子(鳥取)、仙台、函館など、意外とあるある。ぜひ青森も〝開店〟を!と空港ビル業務課長の柿郫亮二さんに聞いたところ「雨の心配や料理の準備、交通手段などがクリアできれば…」とちょっぴり微妙なお返事。でも「航空ファンをもっと増やしたいので、飛行機を利用する人以外でも気軽に飲んで食べて楽しんでもらえる取り組みを考えていきたいです」と期待を持たせてくれた。

 課題はあるだろうけど、このロケーションと雰囲気、利用しないのはもったいない。オープン、期待してます!(N)