「ミスター防波堤」コンテストで、放水に耐える参加者

 JR青森駅前、かつて青森市と函館市を結び本州と北海道の往来を支えた青函連絡船「八甲田丸」。ここで「海の日」の18日、「ミスター防波堤コンテスト」が開催された。ミスター防波堤?マッチョで真っ黒に日焼けしたイケメンのコンテスト?興味がわいて、ビデオカメラを手に会場を訪れると、現場には悲鳴と笑い声が広がっていた。

 「ミスター防波堤」は、10年以上前から行われている「八甲田丸 港フェスタ」の中のイベントで、今年で3回目。火災の消火などに使う「高圧放水銃」の水に逆らい、ツルツル滑る板の上を歩いて紙風船を割るというゲーム。紙風船まで行き着ける出場者がいないため、海に落ちるまで何秒持ちこたえたかを競う、バラエティー色たっぷりのコンテストだ。

 参加したのは青森県内各地から集まった男性10人、女性8人。ん?女性?ミスターなのに女性?聞くと、初回、2回目の優勝者は女性だったという。ということで、細かいことは気にせずに。青森の食の魅力をPRする地元アイドルグループ「GMU(ジーエムユー)」(グルメミュージックユニット)と、青森市を拠点に活動するご当地アイドルユニット「青森ナイチンゲール」のメンバーも参加し、花を添えた。

 海に向けて少し傾斜を付けた板に意地悪くオイルを塗って、コンテストスタート。参加者は順番に板の上に乗り、板の陸側に置いたいすに座った人のヘルメットに付けた紙風船を目指す。が、容赦なく浴びせかけられる水圧で足を滑らせ海中にドボン。泳げないのに参加したり、結構な勢いで転倒し海に落ちる人もいてちょっとハラハラ。でもそこはご安心を。ヘルメットに救命胴着着用、いざとなったらロープを投げたり、飛び込む気満々のメンバーがいたりと万全の体制でコンテストは進んだ。

 当日は小雨模様で、コンテスト中にも雨が降っていたが、参加者も観客も気にする様子はない。放水する担当者が転倒して来場者に水がかかるハプニングもあり、みんな水をかぶって一体感を楽しんだ(笑)

 で、1秒台で「秒殺」の参加者もいる中で、7秒97持ちこたえたのが、ねぶたマンの格好で参加した、青森観光コンベンション協会職員の工藤正之さん(52)。工藤さんは初回から参加しており、スタッフでもあるため優勝する気は「まったくなかった」が、「雨にもかかわらず多くの人が集まってくれた。1回目、2回目はコンテストがあまり知られていなかったが、今回は浸透してきたという印象」と笑顔。表彰状を持って海に飛び込み、トロフィーも海の中で受け取って、派手に?喜びを表現した。コンテストの模様は動画でぜひっ。(C)