ライトアップされた「ネッツトヨタ青森」青森店の立体車両展示場
ガラス張りのボックスに、新車やレーシングカーがタテに並べられた様子は壮観だ
レーサー気分を楽しめるシミュレーションゲーム

 遠目に見たら、まるでミニカーの展示タワー― 青森市東大野の自動車販売店「ネッツトヨタ青森」青森店に、北東北初の立体車両展示場が登場してもうすぐ3年。ガラス張り4層建物に、レーシングカーなど8台が並んだ様子は壮観だ。夜間にはライトアップされ、よりスタイリッシュな姿に変貌。今や地域のランドマーク的存在になっている。

 展示場は2013年秋、青森店が同市合浦から移転新築したのを機にオープンした。県道(通称・荒川通り)沿いで、国道7号青森環状道路と青森道・青森中央インタチェンジがそばにあり、昼夜問わず車が行き交う。さらにショッピングセンターや新興住宅街に近く人通りも多いのだから目を引かないはずがない。

 「コンセプトは『カラフル』、そして『目立たせたい』。楽しみながら、車にもっと親しんでもらうことが目的」。同社新車部の鎌田文史さんが語る通り、高さ11㍍、幅10㍍、奥行き8・4㍍の立体展示場はキラキラ感でいっぱい。ハイブリッドモデルの「オーリス」などの新車に加え、最下層には自動車レース「スーパーGT」に参戦した2台がサーキットから抜け出てきたような迫力を漂わせている。

 「子どもたちにも人気で、『中に入って見せて』という人が続々」と同店の藤田肇店長。「店舗を説明する際も『立体展示場のある場所』と言うだけで分かってもらえるんですよ」と胸を張る。

 「どうやって車両を入れたの?」と、来場者からよく質問されるという。立体展示場はボタン操縦で台座が動く仕組み。エレベーター式で、最上層に車両を設置するまでに費やす時間は1分ほどと、意外にスピーディー。来場者が移動状況を見ることも可能だ。

 ぜひ見てほしいと、鎌田さんがお薦めするのが、午後6時から同9時までの夜間ライトアップ。車両1台ごとに、白熱球やLEDを十数個ずつ当てて高級感を演出する。「さまざまな角度から車両を楽しんでもらえるよう今後も工夫を凝らしたい。展示場の愛称募集もぜひ検討してみたいですね」

 同社は自動車レースに参戦し、モータースポーツの普及にも力を入れている。〝旗艦店〟の青森店は、レーサー気分を体感できるシミュレーションゲームを5月に導入した。9月には相互サポート関係にあるレーシングドライバー・土屋武士さんらを招きイベントを開く。

 鎌田さんは「県内で目にする機会が少ないモータースポーツだが、見てもらえれば間違いなく面白い」と自信たっぷり。「立体展示場やモータースポーツを通して、車が持つ魅力や多彩な楽しさを知ってもらいたい」とPRする。(Y)