体脂肪25パーセントだったころの田中さん
トレーニングの結果、まるで別人
雑誌「ターザン」で行った第2回読者変身企画撮影時の田中さん

 「何でお父さんだけ格好良くないの!」。娘にこんなこと言われたら、お父さん泣いちゃいそうだが、八戸市の田中隆典さん(36)は娘の小学校の参観日前に、こんな衝撃のひと言を投げかけられて奮起、ライ○ッ○などに頼ることなく自力で、まるで別人に変身した。その変貌ぶりは、健康雑誌「ターザン」が行った昨年の第2回「読者変身企画」で、準グランプリに輝くほど。現在、仕事の拠点を埼玉県に移しているが、1年たった今も体型を維持しており「体も心も変わり、前向きになれた」と、表情からも自信がにじみ出る。

 学生時代アイスホッケーの一線級で活躍した田中さんだが、社会人になってからは何の制限もせず、運動もせず。食べて飲んでの不摂生な生活を送った結果、2014年時点で身長165センチ、体重75キロ、体脂肪25%という立派な中年体型に成長してしまった。1男2女の父になり、自分でも薄々「まずい」と思っていた時だけに、娘の言葉が胸にぐさりと刺さった。

 「何とかしないと」と思ったが、最初はどうしたらいいか分からず一日30分のウオーキングからスタート。そのうち歩くだけではもの足りず、妻の知り合いのエアロビクスインストラクターの元で週2回、1回1時間半汗を流した。運動を始めると、かつてのアスリートの血が騒ぎ始めた。学生時代にはトレーニングジムでインストラクターのアルバイト経験もあった。効率よく早く痩せるため、当時を思い出しながら、総合格闘技道場「パラエストラ八戸」に通って筋トレにも励み、3カ月ほど過ぎると徐々に成果が現れ始めた。

 とはいえ、理想にはまだ遠い。そんな矢先に「ターザン」で、一定期間に身体をどれだけ変えられるかのコンテストをやっているのを知り応募。期限を区切ることで〝退路〟を断ち、仕事をしながら一日5キロのランニングとエアロビ、ジム、ウオーキングをこなした。食事は炭水化物を制限したローカーボ食、酒は焼酎などの蒸留酒(それでも飲むのかw)で体重60キロ、審査時の体脂肪は10%(最終的に9%)まで絞り込んだ。

 「頭痛、腰痛、膝痛、肩こりもなくなり、身軽になった。気持ちも前向きになり、何より娘が喜んでくれたのがうれしい」と田中さん。現在、美容関連グッズの企画販売、インターネット動画の制作といった仕事をしているが、トレーニングやダイエットグッズなどヘルス系商品開発企画の打診も来ているとか。

 「身近なことから初めて、ちょっとずつ積み重ねることが大事。楽しいと思えなければ続かない。苦しさを楽しさに変えるポイントをぜひ見つけてほしい」と田中さん。おなかの出っ張りが気になるそこのお父さん、来年の父の日に向けてチャレンジをぜひっ!(C)