神楽坂にあるシックな外観の「キタプレ」
ホタテの貝ひもを香ばしく揚げた、人気の「カリポリ貝ひも」

 風情ある石畳の路地と小粋な店が立ち並ぶ東京・神楽坂に、今年4月にオープンした「北のプレミアムフード館『Kita(キタ)—pre(プレ)』」。「生産者の顔が見える厳選した北の旬・逸品」をコンセプトに、青森、岩手、秋田、北海道の農水産品と加工品が都内に居ながら手に入る人気のショップで、棚に並んでいるのはどれも選りすぐりの逸品だが、ここで〝意外なもの〟(?)の人気を目撃した。

 「あった、これこれ」。同店2階のコーナーに、近くで働いているという女性5人ほどが、一直線に目指して手に取ったのが、ホタテの貝ヒモを使ったスナック「カリポリ貝ひも」だ。陸奥湾産ホタテの貝ひもを香ばしく揚げ、味付けしたもので「マヨネーズ味」「とうがらし味」「チキンミックス」「ガーリック味」の4種類。「食べだすと止まらなくなる」と好評で、よく売れているのだという。意外でもなんでもなく、売れ筋商品だったとは…勉強不足を反省。

 女性たちの買い物かごの中には、カリポリ貝ひも各種と岩手の地ビール・銀河高原ビール。まだお昼時だが「きょうはこれで一杯やります」と笑顔で話す。女性たちの中に青森県関係者はいなかったが、「以前、お土産でいただいて美味しかったから」と、カリポリ貝ひも指名買いのため、キタプレを訪れたのだという。地元で何気なく目にしている商品が、首都圏ではこんな受け止め方をされているのだなぁと、目からウロコ。

 北プレを経営する青森市出身の清藤良則さんは「土日はすごい数のお客さんが来るんですよ。ぜひ、店に来て、商品を手にとってもらいたい」とPR。3階のカフェでは、青森県を中心にした風景や観光地など癒しの映像が流れ、都内にいることを忘れさせてくれる。酒類など、地元から重いお土産を持って上京しなくても、ここに来ればお土産向きの大概のものが手に入るのもうれしいところだ。

 キタプレは東京メトロ有楽町線・南北線の飯田橋駅B3出口から徒歩4分、JR中央線飯田橋駅西口から徒歩5分で、神楽坂下の交差点から神楽坂上方向に向かう途中の右側の角にある。営業時間は午前11時から午後8時まで。(C)