相葉さんが「一番搾り 青森づくり」をPRした7日付東奥日報朝刊の全面広告を持つ松崎支社長
青森県内限定で発売中のキリンビール「一番搾り 青森づくり」

 キリンビール(本社東京)が5月から発売を始めた「都道府県の一番搾り」が全国に嵐を巻き起こしている。PRキャラクターを務めるアイドルグループ「嵐」のメンバー5人がそれぞれ、「東奥日報」をはじめ全国各紙の全面広告に登場。各社に掲載紙面の購入希望が相次いでいるというのだ。

 

 各都道府県ごとに味の違いや個性が楽しめる地域限定ビールで、青森県向け「青森づくり」は今月7日に発売された。キリンビールマーケティング青森支社が、地域の食・文化に精通した人たちと一緒に発案した「かだれ! 頑張った今日をみんなでねぎらおう! 四つの海の贈り物と一緒に飲んで、こころがおどる一番搾り」をコンセプトに、北海道千歳工場で製造。本県の魚介類に合うスッキリとした後味、アルコール度数はやや高めの6%というのが特長だ。

 「青森づくり」の全面広告には、「じょっぱってますねぇ、青森は。」のコピーとともに、ビールが注がれたグラスを掲げる嵐の相葉雅紀さんが登場。7日付朝刊に掲載した東奥日報社には、13日現在で65人から155部の購入希望があった。ほとんどが県外からで、10部購入する人もいた。

 他県でも事情は同様だ。例えばお隣さんの「秋田魁新報」は7日付朝刊で松本潤さんが「秋田づくり」をPR。7、8の2日間で約90人から300部近い購入希望があったという。同社の担当者によれば「お金はいくらかかってもいいから新聞紙を折らないよう、箱入りにして宅配便で送ってほしいという方もいた」と話す。

 ファンの熱心な購入申し込みを支えているのは、会員制交流サイト(SNS)の存在。嵐のファンが、ツイッターやブログ、フェイスブックなどで情報を入手し合っている。東奥日報紙を5部購入した京都府の40代女性もその1人。「ファンの間でも一番搾りのポスターやCMは評判がいい。ブログやLINE仲間と情報交換したりしている」と明かしたうえで「青森づくりは『じょっぱって(津軽弁で「頑固」)』な味を想像できる広告。ぜひ飲みたい」と、商品にも興味津々のようだ。

 当のキリンビールも驚きを隠さない。キリンビールマーケティング青森支社の松崎公俊支社長は「嵐だけに注目度は高いと思ったが、ここまで反響があるとは。青森づくりにとってもいいスタート」と意気軒高。

 今月25、26日の東北六魂祭をはじめ、青森ねぶた祭や五所川原立佞武多(たちねぷた)、八戸三社大祭など、県内は今後、夏祭りシーズンに突入する。「青森でしか購入できないので、ねぶた祭などに来ていただき、地元の誇りを込めて作った味わいを楽しんでもらえれば」とPRする同支社長。

 ちなみに松崎支社長が「青森づくり」にピッタリと太鼓判を押す料理が、「深浦マグロステーキ丼」などの「新・ご当地グルメ」。「青森の人と作り上げたビールと、青森の新鮮な海の幸や食材をぜひ味わって」 (Y)