フリマや絵本交換会が人気の「クリーニングデイ津軽」(写真は昨年5月の様子)
28日の「クリーニングデイ津軽」のチラシ(表・裏)
「ねぶた漬を、お玉で盛るなんて贅沢すぎない?」の声も

 5月28日は「Cleaning Day(クリーニングデイ)」。といっても洗濯の日…ではなく、フリーマーケット(フリマ)を中心とした北欧フィンランド発祥のリサイクル・カルチャー・イベントのことで、2012年から5、8月の年2回、世界同時に開かれている。断捨離やミニマリズムが注目される昨今、日本でも人気が広がり、今回は全国55会場と過去最多に成長した。東北では、五所川原市のエルムの街2階エルムホールが唯一の会場となり「クリーニングデイ津軽」が開かれる。

 フィンランドでは「誰でもどこでもフリマを開ける日」として定着し、4500カ所以上に広がっているこの催し。日本でもオフィシャルサイトに登録するだけで参加でき、規模や内容は自由。ただ一つ、普通のフリマとはちょっと違う「アップサイクル」という基本コンセプトがある。

 アップサイクルは、単なるリサイクルやリユースと違い、普通なら捨てられるモノに新しい価値を与えて生き返らせること。品物一つ一つに思い出やメッセージを書いたタグを付けるのがルールで、中古品や不要品が〝ストーリー〟を持つことで「誰かに大切に使ってほしいモノ」に変身するという考えだ。

 「クリーニングデイ津軽」は昨年5、8月に続き3回目。過去2回は、粉ミルクの空き缶や水道の蛇口を使った廃材クラフト、リメイク古着といった「アップサイクル品」の販売、読まなくなった絵本の交換会などが人気を集めた。実行委員長の梶浦武也さん=五所川原市市浦=は「いらないから安く売る、ではなく、一つ一つのモノに向き合うことを大切にしています」。

 シジミ漁師が本業の梶浦さんは、ムーミンなどの北欧デザインや、余計なモノを持たないシンプルライフをこよなく愛する女子力高め(?)の48歳。クリーニングデイは友人を集めて手探りで始めたが、賛同する出店者やファンが着実に増えている。

 28日のラインナップは、フリマ10数店、絵本交換会、おもちゃを無料で修理するおもちゃ病院、ヨガ体験、規格外野菜の販売…などなど。フリマは当日飛び込み参加コーナーもある(1人3点まで)。タグをつけたら自分で売ってもいいし、スタッフに販売を頼んでもOK。

 当日は、おしゃれにリペアしたヴィンテージ藍染め野良着で参加予定という梶浦さん。「モノとの対話はもちろん、人と人がつながるのが楽しい。出店者にどんどん話しかけてコミュニケーションを楽しんでほしい」と話している。

 開催時間は午前10時〜午後6時。詳細は「クリーニングデイ津軽」のFacebookページで。(N)