桜の花びらで埋まった弘前公園追手門前の外堀
弘前公園西堀の夜景。桜が水面に映りる美しい光景を撮ろうと、大勢の人たちがカメラを構える

 桜の名所として知られる青森県の弘前公園。例年、ゴールデンウイーク前後に見頃を迎えるとあって、地元だけでなく国内外から多くの花見客が訪れにぎわう。今年は例年より開花が早く、花は既に盛りを過ぎているが〝第2の満開〟として人気の「花筏(はないかだ)」が見頃となっている。そこで28日、夜明け前から外堀の花筏をタイムラプスで動画撮影した。

【動画】https://youtu.be/a6NdDYDzI3Y

 弘前公園に到着したのは同日午前3時過ぎ。既に先客がいて、弘前市民会館寄り、東奥日報弘前支社前では煌々(こうこう)とライトをたいて、撮影が行われていた。そこで、公園の「正面玄関」とも言える追手門側に移動しカメラをセット。と、ここにも先客がいた。一眼レフを三脚に据えた山形なまりの高齢男性で、聞くと「ベストショットを狙って、きょうで3日目」だという。4月下旬とはいえ、朝方の公園は冷え込む。「風邪をひかないように」と、互いにねぎらい合った。

 午前3時50分から撮影を開始し、別件の取材を終えて約2時間後にカメラを回収、出来上がったのがこの動画。真っ暗だった空が濃紺から青へと移り変わり、無数の桜の花びらが時間とともに色を取り戻し、日の光を受けて微妙に色を変えていく様子がよく分かる。一面ピンク色に染まった外堀の水面はとても美しい。ちょっと見、止まっているように見える花筏も、少しずつ動いているのが確認できる。動画の後半はおまけ。園内西堀沿いの「桜のトンネル」を、カメラを持って歩いたもの。桜のトンネルも実に美しく、夜には西堀の水面に映った桜撮影で人が鈴なりになるほど。弘前公園未体験の人には、ぜひ一度、じかに観ていただきたい。(C)