将棋の第55期県王将戦(県将棋連盟、東奥日報社、東奥日報文化財団主催)は12日、青森市の日本将棋連盟青森支部道場で決勝トーナメントが行われ、船橋隆一・五段(青森市)が初優勝を果たした。

 決勝トーナメントには5日の予選を勝ち上がった8人が出場した。船橋五段は初戦で水谷綾介二段(青森大1年)、準決勝で成田豊文四段(青森市)を破り、決勝に進出した。

 北畠悟五段(つがる市)との決勝は急戦矢倉の出だしから中盤、先手北畠五段に見落としが出て船橋五段が優勢となった。終盤に相手の追い上げで形勢が接近したものの、船橋五段が落ち着いて逃げ切った。

 船橋五段は「準決勝と決勝で元々勉強していた形になるなど、普段の研究が結果につながった。これで県三大タイトル(県王将戦、県有段者選手権、県名人戦)を全部獲得できたのでとてもうれしい」と喜んだ。また、東北六県将棋大会(7月・岩手県)の出場権を獲得し「県外の大会ではいい結果を残せていないので、7月までにしっかり準備したい」と意気込みを語った。