弘前藩のお抱え絵師秦如春が描いた「松竹梅鶴図屏風」の一部。鶴が集う姿は、当時の津軽では日常的な光景だったのかもしれない(弘前市立博物館蔵)

 江戸時代前期の津軽地域で広くタンチョウが繁殖していたとみられることが、青森大学SDGs研究センター客員研究員の竹内健悟さん(弘前市)の研究で分かった。竹内さんは「弘前藩庁日記(国日記)」の中から、鳥類の捕獲に関する記録を抽出し生態学の観点から分析。このうちタンチョウは年間を通して津軽一円で捕獲されていたことが判明し、当時の豊かな自然環境が浮き彫りになった。竹内さんは「資料から津軽の原風景が見えてくる」と話している。

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