「十三の海鳴り」の取材旅行で青森県を訪れ、安藤氏ゆかりの地とされる藤崎八幡宮境内を見学する安部さん(右)。左は解説のため同行した弘大名誉教授の斉藤利男さん=2017年10月
「十三の海鳴り」掲載の小説すばる4月号(上)と、「津軽の信長」掲載のオール讀物4月号

 直木賞作家の安部龍太郎さんが、青森県を題材にした歴史小説を3月発売の月刊文芸誌に相次いで発表した。中世の津軽一帯を支配した豪族・安藤氏がテーマの「十三(とさ)の海鳴り」を小説すばる4月号(集英社)、大浦(津軽)為信の立身出世を描いた「津軽の信長」をオール讀物4月号(文芸春秋)に掲載した。歴史小説の舞台に取り上げられることが少ない青森県だが、安部さんは「陸奥湾は中世から日本海と太平洋を結ぶ重要な役割を担っており、小説の題材としてとても面白い。安藤氏も為信も海運を背景に活躍したという視点を示すことができれば」と話している。

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