レトルトカレーの新商品を考えよう-。芸術講座(げいじゅつこうざ)「こどものためのはじめてのデザイン」が10日、青森市の青森公立大学国際(こくさい)芸術センター青森(ACAC)で開かれ、5歳(さい)から大人までの18人が、カレーのパッケージデザインに挑戦(ちょうせん)しました。
誰(だれ)にあげるカレーか、その人が喜びそうなことは何かを考えてカレーの名前を決め、カラーシールを切り貼(は)りしたり、ポスターカラーを使ってデザインを描(えが)いていきます。十和田市のデザインユニット「字と図」の吉田進さん、千枝子(ちえこ)さん夫婦(ふうふ)が教えてくれました。
最後の作品発表会では、個性的(こせいてき)なデザインがずらり。友達同士で参加した大蔵(おおくら)恵実(えみ)さん(青森市筒井小1年)と佐藤志歩(ゆきほ)さん(同)は、お互(たが)いにあげるカレーを考えました。大蔵さんは二つのハートが並(なら)んだ「なかよしカレー」、佐藤さんは、大蔵さんが好きなウサギを描いた「ともだちカレー」。色使いも似(に)ていて、2人が仲良しなのが伝わってきました。
神(じん)季美花(きみか)さん(同市大野小2年)は「いぬもねこも食べたいワンニャンカレー」を考案。犬と猫(ねこ)がカレー皿をうらやましそうにのぞいている絵を描きました。神さんは「お肉をおいしそうに見せるために金色にした」と工夫(くふう)を話しました。