まじめな言葉を上手に書いた字もあれば、ちょっと変わった言葉を書いたり、字に色墨(いろずみ)をつけたり、字をクニャクニャ曲げたりした楽しい作品も。多彩(たさい)な書がそろった展覧(てんらん)会「第8回桜風(おうふう)書道教室作品展」が25日まで、弘前市のイトーヨーカドー弘前店地下通路「ヨークギャラリー」で開かれています。
展覧会は、藤崎町にある同教室(主宰(しゅさい)・三浦桜風(おうふう)さん=板柳町)が開いています。数年前から、人気漫画(まんが)・アニメ「北斗(ほくと)の拳(けん)」の必殺技(ひっさつわざ)、戦国武将(ぶしょう)の名前、好きな有名人など、型にはまらないテーマの作品を発表したことなどから、「自由すぎる書道展」としてインターネットなどでとても話題になりました。今回は藤崎、板柳両町の小中学生約20人と、板柳の保育(ほいく)園児の作品、合わせて約400点を出品しています。
今回の展覧会では、コンクールで入賞したまじめな作品もちゃんと展示しています。そのほかに、筋肉(きんにく)の名前、一発屋芸人、青汁、難読(なんどく)漢字など、テーマや文字の形、デザインなどがとても楽しい作品がずらり並(なら)んでいて、見る人を楽しませてくれます。
作品を出品している佐藤ほのかさん(板柳南小6年)は「写経(しゃきょう)で細かい字を書いたのが一番大変だったけど、良い出来栄(できば)えだと思う」、高杉穗乃花(ほのか)さん(同)は「崩(くず)したり遊んだりしている字も見てもらえたら」と話しています。