カブトムシ、強くてかっこいい−。深浦町の滞在(たいざい)型リゾート施設(しせつ)「ウェスパ椿山」のかぶと虫観察園が今年も夏季限定(げんてい)で営業(えいぎょう)しています。元気なカブトムシが常(つね)に30〜40匹(ひき)おり、間近に見て触(ふ)れることができます。遊ぶだけでなく、夏休みの昆虫(こんちゅう)観察にいかが?
10メートル四方の観察園は木に止まったカブトムシが逃(に)げないよう、高さ4メートルのネットで仕切られており、じっくりと見ることができます。
ウェスパ椿山が観察園を開き12年目。今年も3月末に「床(とこ)入れ式」と称(しょう)して、町内の園児が腐葉土(ふようど)を詰(つ)めたガラス瓶(びん)にカブトムシの幼虫(ようちゅう)を入れました。幼虫は施設内にある昆虫館で飼育(しいく)され、7月中旬(ちゅうじゅん)から次々と成虫に羽化(うか)していきました。
開園を前に18日、町内4保育園(ほいくえん)の園児16人が、カブトムシを観察園に放しました。
「木に止まったカブトムシを無理に引っ張(ぱ)ると脚(あし)がちぎれるので注意してね」とお願いされた園児は、1匹1匹受け取ると、恐(おそ)る恐る木の枝(えだ)などにくっつけていました。中には「怖(こわ)い、怖い」と指でつついたり、いきなり羽を広げて飛び立つ姿(すがた)に「びっくりした」などと歓声(かんせい)を上げる園児も。虫は何でも好きという、きらら保育園の原田美羽(はらだみう)ちゃん(6)は両手にカブトムシを持って「見て、ダブルだよ」とうれしそう。えの木保育園の山田悠貴(やまだゆうき)君(5)は「つのがかっこいい」と笑顔(えがお)を見せました。
観察園は8月24日まで。開園は午前9時〜午後5時。昆虫館と共通券で高校生以上300円、小中学生200円、幼児無料。問い合わせはウェスパ椿山(0173-75-2261)へ。