東北地方を中心に報道の最前線で活躍する記者らが参加した「報道実務家フォーラムin青森」=23日、青森市の東奥日報社

 東北地方の報道の最前線で活躍する記者らが集う「報道実務家フォーラムin青森」が23日、2日間の日程で青森市の東奥日報社で始まった。報道の質向上を目的に新聞・放送・通信記者ら約70人が取材現場で役立つ技術や視点を学んだ。

 フォーラムは、早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコースと、現役記者らが運営するNPO法人の共催で2010年から始まった。今回は初の地方開催となり、NPO法人と東奥日報社が主催した。東京や北海道からの参加もあった。本社の南谷毅編集局長が「有意義な研修になることを期待します」と歓迎の言葉を述べた。

 講座では、本年度の日本新聞協会賞を受賞したイージス・アショア配備問題を巡る記事を手がけた秋田魁新報社の松川敦志・社会地域報道部編集委員が報道に至った経緯や背景を説明、「疑問に思ったことをそのままにせず、違和感と直感を大切にして」と呼び掛けた。

 このほか、グーグルニュースラボの井上直樹フェロー、毎日新聞統合デジタル取材センターの日下部聡副部長、NHKネットワーク報道部の熊田安伸専任部長、共同通信特別報道室の澤康臣編集委員が、インターネットや情報公開制度の活用法、実名報道の意義などを解説した。交流会では出席者同士が歓談し、親睦を深めた。

 24日は航空自衛隊三沢基地と周辺を視察する。