477歩
美しい参道をバックに撮影に応じてくれた鈴木宮司=地図(1)

 まず訪れたのは、国道279号に面して鎮座する八幡神社。スギやケヤキ、ブナなどの巨木が並ぶ境内の森には、柔らかな朝の光が差し込んでいた。

 同神社は海との関わりが深い。縁起によると、勧請(かんじょう)を命じたのは源義家だという。1053年、遠征の帰路でしけに遭った義家が八幡大神に祈ったところ、海が穏やかになり、今の「源氏ケ浦」に着岸。現在境内となっている森に宿営し、命を助けてもらったお礼として大神の勧請を命じた-との伝説が残っている。

 参道の両側は美しい緑のコケに覆われていた。「珍しい種類もあるそうです」と、宮司の鈴木賀暢(よしなが)さん(48)が教えてくれた。

 3565歩
第27清洋丸を背に大漁旗を持つ右から山道洋美さん、生龍さん親子と「山洋舶用」の山道龍洋郎さん=地図(2)
たくさんの大漁旗で飾られた第27清洋丸(11月4日撮影)=地図(2)

 国道を北上し、その源氏ケ浦漁港へ。港には真新しい漁船の姿があった。山道洋美さん(54)の「第27清洋丸」で、翌日に行う「船祝い」の準備中だという。町内にある「山洋舶用」の建造で、今後ホタテ漁やナマコ漁で活躍することになる。「横浜の海は波が荒いが、この船はしけでも安定感があるから心強い」と山道さん。いっぱいの大漁旗に飾られた同船は、4日に撮影することができた。

 5372歩
陸奥湾をバックに立つ「ほたて観音」と杉山さん=地図(3)

 青く輝く陸奥湾と、その向こうにそびえる釜臥山が美しい。国道をさらに北へ向かうと「トラベルプラザ・サンシャイン」に到着。経営者で町観光協会長でもある杉山徹さん(68)に、海をバックに立つ「ほたて観音」を案内してもらった。1992年建立の陶器製で、旧名川町の陶芸家・故砂庭大作さんの作品。貝の中に立つ姿がユニークだ。「ホタテの直売もしているので、豊漁と海の安全の願いを込めた。(建立のため)奮発したなぁ」と、杉山さんはにこやかに振り返ってくれた。

 14376歩
日曜日も練習に励んでいた「横浜クラブ」の児童たち=地図(4)

 国道を取って返し、今度は町中心部へ。横浜漁港の岸壁で多くの人がホタテの稚貝の移し替え作業にいそしむのを見つつ、ゴールである道の駅よこはま「菜の花プラザ」を目指す。

 途中、横浜小学校に寄ると、体育館から元気な声が聞こえてきた。練習していたのは、プロバスケットボール「青森ワッツ」の公認ジュニアチーム「横浜クラブ」の児童。10人余りがドリブルやシュート技術を磨いていた。同小6年の諏訪内柊斗君は「16日に地区大会があるので、勝って県大会に行きたい」とにこり。

 15880歩
人気の「ホタテ丼」を手にする鳥山料理長(左)=地図(5)

 最後は道の駅内の「レストラン鮮菜」で人気のホタテ丼を頂く。横浜産ホタテの甘みが絶品だ。鳥山寿樹料理長(42)によると、丼のほかにもホタテを使ったメニューの注文が多いとのこと。日曜日限定のオリジナルピザに載せる日もあるそうで、「ぜひ今度食べに来てください」と声を掛けてくれた。

 12月には名産のナマコ漁もある。寒さ厳しい季節を迎えるが、またゆっくりと海辺の道を歩いてみたい。