青森県六戸町の大曲(おおまがり)小学校(神篤志(じんあつし)校長)の6年生38人が、同町のPR映像(えいぞう)(CM)を初めて制作(せいさく)しています。町の良いところを事前に調べ、CMの構成(こうせい)や撮影(さつえい)場所も自分たちで考えました。10月下旬、町内各所で初撮影に臨(のぞ)みました。
▼大曲小6年生がCM制作
同校は町北部にあり、児童の生活圏(せいかつけん)が三沢市に近いため、町のことにあまり詳(くわ)しくない児童が多いといわれています。そのため、児童たちは6月から、六戸ブランド研究会の渡辺俊一(わたなべとしかず)会長や町職員(しょくいん)らを講師(こうし)に招(まね)き、六戸の魅力(みりょく)を学び直してきました。
撮影場所は舘野(たての)公園、中心商店街、おいらせ農協六戸支店(してん)の倉庫。ビデオカメラを交代で持ち、子どもの感性(かんせい)で気に入ったものを自由に撮影しました。
▼「人が温かく、助け合う町」
舘野公園でカメラを持った相馬心佳乃(そうまみかの)さんは「水辺や緑がたくさんあり、自然豊(ゆた)かなのが六戸のいいところ」と、紅葉(こうよう)で色づく木々をカメラに収(おさ)めました。漆戸虹恋(うるしどにこ)さんは「六戸は北国で寒いけど、人は温かくいつも助け合っている。全国の人が『六戸に行ってみたい』と思うCMになればいいな」と話しました。
このほか、県産地鶏(じどり)「青森シャモロック ザ・プレミアム#6(ナンバーシックス)」の育成現場(げんば)も撮影しました。映像は青森・東京を拠点(きょてん)に活動する十和田市のフリービデオグラファーKazuya Ishikawa(石川和也(いしかわかずや))さんが、児童の台本に沿(そ)って5分程度(ていど)に編集(へんしゅう)します。CMは12月完成予定で、町やブランド研究会が広報(こうほう)に活用します。