父・英三さんに贈られた旗を見つめる英輝さん。英三さんが生前、戦時中の話をすることはほとんどなかったという=5日、弘前市
英三さんに贈られた縦長の旗。中央には、医者をたたえる際に用いられる「済世活人」の文字がある

 北朝鮮による拉致の可能性が否定できない「特定失踪者」の今井裕さん=青森県弘前市、失踪当時(18)=の兄英輝さん(75)=同市=の自宅に、亡き父が戦前、軍医として中国に渡った際、現地住民らから感謝を込めて贈られたとみられる2枚の旗がある。2年半ほど前、裕さんが高校時代を過ごした実家を取り壊した際に見つかった。裕さんも知らないであろう、戦前の父の姿を伝える貴重な資料を手に、英輝さんは、「弟がこの旗を見る日が来るのだろうか」と、思いを巡らせている。

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