青森地方気象台によると、台風19号は非常に強い勢力を保ったまま東北の太平洋沖を北東に進み、13日明け方に青森県に最接近する見通しとなっている。同気象台は12日午後6時20分ごろ、県内全域に暴風警報、下北や三八上北、東青の16市町村に波浪警報を出した。八戸市は同5時、市内の土砂災害警戒区域と河川浸水想定区域に住む2万3401人を対象に「速やかな全員避難」を求める警戒レベル4の「避難勧告」を発令した。

 同気象台によると、13日の県内は、昼前にかけて暴風、海上では夕方にかけ大しけとなる見込み。予想される最大風速は三八上北で20メートル(最大瞬間風速35メートル)、津軽と下北は18メートル(同30メートル)。午後6時までに予想される24時間雨量は三八上北の多いところで180ミリ、津軽と下北の多いところで100ミリ。土砂災害や低い土地の浸水、洪水への警戒が必要となっている。

 気象庁は12日午後10時40分、八戸市中心部を流れる土橋川の流域に、洪水警報の危険度分布でレベル3相当の「警戒」情報を出した。

 十和田、三沢、三戸、田子、南部、六ケ所の6市町村は12日午後、警戒レベル3に当たる「避難準備・高齢者等避難開始」を出し、高齢者を中心に避難を呼び掛けている。

 県は同日午後6時、県庁に災害警戒本部を設置。県によると同11時現在、県内25市町村で99カ所の避難所を開設、避難勧告と自主避難合わせ754人が避難。県内市町村から具体的な被害は報告されていない。

 気象台によると、12日午後10時半までの24時間降水量は、三戸町96ミリ、新郷村88.5ミリ、八戸市84.5ミリなど。