氷都の新たなシンボルが船出-。八戸市の長根屋内スケート場「YSアリーナ八戸」が9月29日オープンしました。スケート関係者が開館を待ちかねていた、国際(こくさい)大会を開くことができる国内3カ所目の屋内施設(しせつ)。無料開放されたリンクには約3千人の家族連れらが訪(おとず)れ、「明るくてきれい。滑(すべ)りやすい」と初滑りを楽しみました。
記念イベントで小林(こばやし)眞(まこと)市長は「氷都八戸のシンボルとなるこの施設が末永(すえなが)く市民に愛されるよう、全力で運用に取り組む」とあいさつ。来賓(らいひん)の橋本(はしもと)聖子(せいこ)五輪相(ごりんしょう)が「ここから世界トップのスケーターが育っていくのをサポートしていきたい」と同アリーナへの期待を述(の)べました。
イベントにゲスト参加した2018年平昌(ピョンチャン)オリンピック女子スピードスケート500メートル金メダリストの小平(こだいら)奈緒(なお)選手(33)が地元小中高生ら40人と一緒(いっしょ)に滑り初(ぞ)めを行い、開館を祝いました。
この後の一般(いっぱん)開放は真新しいリンクを体感しようという大勢(おおぜい)の人でにぎわいました。スケートが趣味(しゅみ)だという酒井煌太郎(さかいこうたろう)君(八戸小学校3年)は「いつもより速く滑れるような気がした」と興奮気味(こうふんぎみ)に話し、源新裕明(げんしんひろあき)君(根城小5年)は「フットサルやバスケットコートがあり、コンサート会場にもなるのはうれしい」と語りました。