初当選が決まり、支持者らと万歳三唱をする野村氏(中央)=6日午後10時25分、野辺地町野辺地の事務所

 任期満了に伴う野辺地町長選は6日、投票が行われ、即日開票の結果、新人で元町議の野村秀雄氏(56)が4894票を獲得、3選を目指した現職の中谷純逸氏(70)を大差で破り、初当選を果たした。投票率は69.12%で、前々回2011年(15年は無投票)の77.17%を8.05ポイント下回った。

 野村氏は、現町政を「町民の声が届いていない」と厳しく批判。役場新庁舎や新総合体育館、復元北前船「みちのく丸」を核としたベイフロント計画など、相次ぐ大規模施設計画の再検討を主張し、「身の丈に合ったコンパクトな町づくりをする」と訴えた。

 今年5月、真っ先に出馬を表明。町議会の過半数である7人の町議に加え、地元の木明和人県議、亀田道隆前町長、小坂郁夫元町長の支援も取り付けた。後援会も早い段階から活発に運動を展開し、現職への批判票を糾合した。

 中谷氏は、事業がストップしている役場新庁舎の早期着工や若者定住のための住宅整備構想などを掲げ、町政継続の必要性を訴えたが、票流出を食い止められなかった。

 同町野辺地の野村氏の事務所には午後10時すぎ、当選確実の連絡が入り、100人を超す支持者らが拍手と歓声を上げた。応援した町議らと握手を交わした野村氏は「やっとここまで来た。皆さんのご支援があればこそ」と感謝の言葉を述べ、「多くの票をいただき、身の引き締まる思い。町民の声を聞く、町民ファーストの政治をしていく。40年後、50年後に子供たちが『生まれて良かった』と思える町づくりをしたい」と決意を語った。

 一方、中谷氏は同町野辺地の事務所で「感触が良いような思いで今日に臨んだが、誠に残念。ひとえに私の不徳の致すところ」と敗戦の弁を述べた。

 

野辺地町長選
▽有権者数   11,457
▽投票者数   7,919
▽有効  7,856
▽無効  63
▽投 票 率   69.12%
 
4,894 野村 秀雄 56 無新
  2,962 中谷 純逸 70 無現