黒石市で「私(わたし)の雪だるまコンテスト」が行われ、上十川地区子ども会育成連合会の作品「RABらぶりんと黒石つゆヤキソバン」が黒石観光協会長賞に輝(かがや)きました。昨年の市長賞に続き、2年連続の受賞です。
コンテストは、自分たちが作った雪だるまを写真に撮(と)って応募(おうぼ)。個性(こせい)豊かな75点が集まり、その中から14点が入賞、入選に選ばれました。
上十川地区子ども会育成連合会の子どもたち約70人は1月下旬(げじゅん)、六郷地区子ども会シニアリーダー会の中学生や高校生たち、地区の大人たちといっしょに1週間かけて、上十川公民館の駐車場(ちゅうしゃじょう)で雪像(せつぞう)作りに取り組みました。
除雪(じょせつ)した雪を少しずつ積み上げて作った、高さ十数メートルの雪山を7メートルほどまで削(けず)りながら、形を整えました。水性(すいせい)ペイントできれいに色を着け、テレビでおなじみの「らぶりん」と、地元のゆるキャラ「つゆヤキソバン」のかわいらしい表情(ひょうじょう)を見事に表現(ひょうげん)しました。
参加した上十川小6年の村岡航樹君は「思った以上に上手にできてうれしかった」、同じく福原大生君は「来年は(同じく黒石のゆるキャラの)クロイシックスを作ってみたい」と話していました。
このほか、黒石東小6年3組の「せんとくんだるま」、北陽小の中村琴音さんらによる「かがみもちん」、牡丹平小児童会の「ふなっしー」も入選を果たしました。
同市では「毎年たくさん降(ふ)る雪を生かして、黒石の冬を楽しくできないか」と知恵(ちえ)をしぼり、2000年から毎年、黒石商工会議所が中心となって、市民みんなでさまざまな雪だるまのイベントを行っています。
02年は、高さ31.425メートルと、10階建てのビルぐらいもある日本一の雪だるま作りに成功。03年には市民みんなで7442個(こ)の雪だるまを作り、数の多さでも日本一を達成しています。