近年、県内でも個体数が減っているゴマシジミ(工藤さん提供)
風車が設置される前、竜飛岬の尾根にはナガボノシロワレモコウが自生し、ゴマシジミ(写真中央)の姿も見ることができた=1985年8月(工藤さん撮影)

 準絶滅危惧種のチョウ「ゴマシジミ」が竜飛岬(青森県外ケ浜町)の尾根筋から姿を消したのは、風力発電施設整備と関係があるのではないか-。日本鱗翅(りんし)学会東北地区自然保護委員長の工藤忠さん(弘前市)は、14日に弘前大で行われた日本昆虫学会のシンポジウムでこのような話題提供をした。工藤さんは「1992年に竜飛岬に風車が設置されて以降、風の強さや風向きが変わり、ゴマシジミが卵を産む草が消滅した」と背景を分析。「今後、生物と自然エネルギーが共存できる環境づくりを考えていく必要がある」と訴えた。

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