きょう12月24日はクリスマスイブ。みなさんは、どんな聖夜(せいや)を過(す)ごしていますか。
青森市の青森明の星中学・高等学校では14日、クリスマスを祝う「活人画」が披露(ひろう)されました。
「活人画」は劇(げき)の一種ですが、登場する人たちはじっと動きません。だから、舞台(ぶたい)の上はまるで、一枚(いちまい)の生きた絵のようです。同市浪岡出身の有名な画家・阿部合成(あべごうせい)が同校に勤(つと)めていた1950年に始まり、60年以上の伝統があります。
中学生、高校生に加え、青森明の星短大付属幼稚園(ふぞくようちえん)の子どもたちも加わり、イエス・キリストが誕生(たんじょう)するまでを、スライド上映(じょうえい)や踊(おど)りなども交えながら演(えん)じました。賛美歌(さんびか)が響(ひび)く会場は、とても厳(おごそ)かな雰囲気(ふんいき)に包まれました。
中学1年の寺田有里さん、同3年の佐藤あおばさんは、羊飼(ひつじか)いの役で出演。「2週間の練習の成果を出しきりました。良いクリスマスを迎(むか)えたいと思います」などと話していました。
また、開演前のロビーでは、中学生たちが歓迎(かんげい)のハンドベル演奏(えんそう)を行い、来場者たちを喜ばせていました。
カトリック女子ミッションスクールの同校では、正しく清らかな心を持つことや、人と助け合うことなど、キリスト教が教える、人としての生き方を大切にしながら毎日を送っています。生徒たちは「来年が愛と平和に満ちた年になりますように」と祈りをささげていました。