2020年の東京五輪・パラリンピック開幕(かいまく)まで、いよいよ1年を切りました。ちょうど1年前となる7月24日、東日本大震災(だいしんさい)からの復興(ふっこう)を支援(しえん)するため、本県から東京まで被災地(ひさいち)を駆(か)け抜(ぬ)ける「未来(あした)への道 1000km縦断(じゅうだん)リレー2019」が青森市を起点にスタート。同市のねぶたの家ワ・ラッセでは、海外代表チームの県内事前合宿地としてホストタウン登録されている5市町村が、カウントダウンボードの除幕(じょまく)を行いました。
縦断リレーの参加者たちは、シドニー五輪女子マラソン金メダリストで、ゲストランナーの高橋尚子さんらと共に県観光物産館アスパム前をスタート。「復興五輪」へ向かう思いを新たにしました。
橋本小学校までの第1区間1.7キロを一般(いっぱん)ランナー約120人と走った高橋さんは「思いをのせてたすきをつなぎ、東京五輪に向け盛(も)り上げていきたい」と笑顔(えがお)で話しました。
縦断リレーは13年から始まり、7回目の今回がラストランとなります。15日間で計約1900人が参加し、7日に東京都世田谷区の駒沢(こまざわ)オリンピック公園にゴールします。
カウントダウンボードは高さ180センチ、横幅(よこはば)120センチ。ボード上部左にオリンピック、右にパラリンピック開催(かいさい)までの日数を電光表示(ひょうじ)しています。除幕にはホストタウンの青森、弘前、三沢、今別、西目屋の市町村長らが参加。青森市の空手道場に通う子どもたちと「1Year to Go」の掛(か)け声でボードを除幕しました。
ワ・ラッセ西の広場ではパラリンピック競技(きょうぎ)のボッチャや競技用車いすの体験コーナーなどが設(もう)けられました。ボッチャに挑戦(ちょうせん)した青森市の梨田和希さん(9)は「ボールを当てるのが難(むずか)しかったけど、面白(おもしろ)かった」と話していました。