三沢市の県立三沢航空科学館で「PIECE OF PEACE『レゴブロック』で作った世界遺産(いさん)展(てん)」が開かれています。人気玩具(がんぐ)レゴブロックを使って30カ国以上の世界遺産を再現(さいげん)。富士山や中国の「万里(ばんり)の長城(ちょうじょう)」、イタリアの「ピサの斜塔(しゃとう)」など約40作品が並(なら)ぶほか、県が世界遺産登録を目指す「北海道・北東北の縄文遺跡群(じょうもんいせきぐん)」のパネルを展示(てんじ)しています。
2003年に始まり、12年からは世界遺産条約(じょうやく)採択(さいたく)40年を契機(けいき)に「パート3」として日本各地を中心に海外でも開催(かいさい)。これまでに延(の)べ約300万人が来場しました。三沢での展示は62カ所目で、県内では初めてです。
約2万5千ピースを使い25日間かけて制作(せいさく)されたスペインの「サグラダ・ファミリア教会」をはじめ、厳島(いつくしま)神社(広島県廿日市市(はつかいちし))、インドの「タージ・マハル」、中国のジャイアントパンダなどの作品が訪(おとず)れた人の目を引いています。遠近法を用いて制作したり、建物の風化やこけによる侵食(しんしょく)を緻密(ちみつ)に表現した作品もあります。
実行委員会事務局(じむきょく)の眞柄(まがら)正志(まさし)さんは「約40の世界遺産を、地球を一周するような気分で味わえます。ぜひ夏休みなどに足を運んでください」と話していました。
企画展(きかくてん)は9月23日まで(8月26日、9月2、9、17日は休館)。一般(いっぱん)・高校600円、小中学生300円、未就学児(みしゅうがくじ)は無料。